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10月6日より放送される「妻、学生小学生になる。になリアようイベントレポートあり」は、事故で妻を亡くした愛妻家の圭介とその娘・麻衣のもとに
、妻・貴恵が10歳の小学生の姿になって現れたことから始まる、家族の再生の物語 。舞台挨拶付き上映会には、新島圭介役の
キャスティングの決め手について、阿部監督は「オーディションって大体、1役に対し30人から50人とたくさんの方の声を聞かせていただくんですね 。不思議に思うのは 、そのキャラクターがどんな声かはわからないのに『これは誰々だ!』とピンとくること 。しかも僕だけじゃなく、音響監督もプロデューサーもたいてい一緒の方を選ばれるんです。今回もみんなで『そうだよね』という感じで決めさせていただきました」とコメント 。怖いから知りたくないと言っていたキャスト陣だが、平川は「今日、ここに来た甲斐がありますね !」と満面の笑みを浮かべる。
キャスト陣はすごくいいチームワークで 、アフレコ現場は和気藹々としているそう。平川が「野村さんが娘のようにしか思えない」と言うと、悠木も「わかるー!」と激しく同意する。実際、野村のアフレコ時にはほかの先輩キャストたちが後ろから応援しているような気持ちになっているとのこと。野村は「皆さんがとても温かく迎え入れてくださって 。おふたり(平川と悠木)のことは親と思うようにしています」と 、役に活かすための心持ちを話す。また壇上の立ち位置がアフレコスタジオの並びと偶然同じになっていると気づくと、平川は「だから今日はリラックスできてるのか…… !」と納得した。
見どころを聞かれると、平川は「10年前に亡くなった妻が帰ってくるということ自体はファンタジー要素満載ですが 、そこ以外はどこでも展開されていそうな人間ドラマ 。1人ひとりのセリフに重さや厚み、温度があり、それが丁寧にフィルムにのってます」とアピール。阿部監督も「確かにファンタジーではありますが、その後どんどん変わっていきます。最終的に、おじさんの純愛と家族の成長がド直球で投げられる作品になっているのではないかと。1クールゆえにゆっくりはできない作りなので 、どうか見落とさないようにお願いします」と呼びかける。
ここからは劇中でも重要な役割を果たしているという“お弁当”についてトーク 。悠木が「幼稚園のとき 、母親があるアニメのキャラ弁を作ってくれて。私が本当に食事をしない子だったので、髪を芋で作るなどして工夫してくれました」と振り返る。小島は「このアフレコのとき、子供たちが春休みでずっと家にいたので 、毎回お弁当を作って仕事に出ていたんです。キャラ弁とかは作れないんですが 、自分なりに栄養とかを考えても『またこれかよ』と文句ばっかり! ぜひこの作品を観て反省していただきたい!」と母親の苦労を熱弁する。
平川は「今となってはお母さんにごめんなさいなんですが 、お弁当に付属のソースとか醤油をいちいちかける作業が面倒くさいとワガママを言ったことがあって 。それ以降、全部下味がついてるものを入れてくれるようになりました」と回想。すると母親の大変さを察する小島から「今すぐ電話して謝りなさい!」と怒られてしまう。野村も平川に続いて「私も何もかけないでほしいと思ってた 。ふりかけもごはんに最初からかけないで 、別で添えてほしいって」と言うと 、小島は「それだと大袋じゃなく小分けのふりかけ買わないといけないじゃん! あれ高いのよ!」と再び注意。岩中が「先にかけるのと、後からかけるのでは食感が違うもんね 。後からかけるほうが好き」と無邪気に話すと 、小島は「ワガママ言うなー!!」と怒りを爆発させてみせた 。
舞台挨拶では、客席にいた原作者の村田にキャストたちが壇上から感謝を伝える一幕も 。最後に悠木は「愛情を込めて大切に作った作品です。時間が経っても思い出していただけるような作品になってるかと思います」と述べ、平川は「どのキャラクターもバックボーンが見える、考えたくなるような厚みのある作品です。丁寧に演じているつもりなので 、ぜひ何度もご覧になっていただいて、皆さんの記憶に残る作品になれれば」と語った。
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